宗形竜憲の海外スキーオリエンテーリング日誌

オーストラリア編2

  8月8日 Falls Creek(フォールズクリーク)

 前日の夜から雨、この天気の中、朝4時からヒューズが1人でフラッグ付けをしているらしい。雨と言うことは気温が高い証拠だ。ワックスは、高温多湿でも合うものを塗ってあるので大丈夫。ウォームアップをする。前日までの雪ががちがちに凍っていたせいか、コース上はほとんど変わりなくよく滑る。しかし、雨でとけるのと気温が上がることを考え、リラーを入れる。

 開始時刻をすぎてもヒューズが戻らない。まだコースセットが終わらないのだろう。しばらく待つことにする。参加者はというと、この雨の天気なのでまだ誰もいない。日本なら雨でも参加者はたくさんいるであろうが、わざわざ雨の日にスキーなどしないのがオーストラリア人である。彼らのほとんどは、ここに5日は泊まっているのだ。1時間ほど過ぎてからヒューズが戻ってきたのでスタートすることにした。

 最初のコントロールは、カンガルーホペットの写真でもおなじみのダムのほとりである。そこから崖を斜めに登り2つ目へ。下がある程度凍っているのでできることである。3,4と順調に進み、5つ目は急な登り、とはいってもクロカンの大会ではよくある程度の登りを上がると、今回のコースの最高地点にコントロールがある。

 6つ目は少し下ってからだらだらと高度を維持しながら踏み跡に入る。ここから、7、8へとは、踏み跡を頼りにしながら登られるはずであったが、ここは雨でとけて雪が柔らかくなり進みにくい。そこで、7をパンチしてからいったんコースへ戻り、圧雪されたコースを登る。8から9へはずっと下り。スピードが出る。途中からのコースをどうしようか考えながら滑ってくると、オープンになってコントロールが見えたので直進。

 9から10へは、ゲレンデを一気に降りる。寒い。下りばかり続いたのでからだが冷えてしまった。11へは、水路の脇を進むのでほぼ一定の高度を維持して進む。

 12はダムの谷底だ。風が強くなった中、ダムの脇を下る。13,14はダムの反対側の水路の脇。15も水路からさほど離れていない。ここは、本来林の中に入れるつもりだったらしいが、雪が柔らかくなっていて無理だったのでつけたようなコントロールである。

 16は、ダムを元に戻ったところである。ダムの壁面の真ん中の段の狭いところをおそるおそる進む。ツーリストたちが進んだのであろう、クラシカルで進めるように溝ができていたが、スケーティングができる幅はない。そこで、ここは片足スケーティングの登場となる。

 17はまた崖の上となるが、今度は崖を上がるのは効率が悪い。それに水路があってわたる場所が限られているので、とりあえず渡れるところへ向かう。みぞれがひどくなってきた。視界が悪い。すると右の方からレース中と見られるレーシングスーツ姿の選手が1人姿を現して左の坂の上の方へと向かっていった。それを目標に追いかけていった。その選手に追いついたが、坂の上で彼は右へ曲がってしまった。ここからは、ほぼまっすぐだ。

 18へは、近道を行くと柔らかい雪なので、いったん戻って圧雪されたコースを進む。後は、直進すると雪がないのでおとなしくコースを滑り、19,20を回ってゴール。しかし、計測されるのは天候のためスタート地点となったので戻る。建物の中の受付がゴールとなるのでスキーを脱いで走る。

 ゴールしたところ、後から出ていった選手がいたことを知った。結構このコースは長く、天気さえ良ければ楽しめたであろう。


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